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根室半島の  特徴ある 花 ・ 木

■ シコタンヨモギ(キク科)

 根室半島では海岸自然草原に普通に見られる種であるが、ここを離れるとほとんど見られない。
花は地味だが、学術的には貴重種。
■ チシマキンバイ(バラ科) 

 海岸の岩石地にはえる多年草。
 北海道、樺太、千島、カムチャツカに分布する。
 根室では、落石岬などの崖で見かけるが、観察には、くれぐれも注意のこと。
■ サカイツツジ(ツツジ科) 

 樺太から沿海州にかけて分布しているが、根室市の落石岬にポツンと自生している。
 氷河時代に広く全道に分布していたものが、地球が暖かくなるのにしたがって、どんどん北に後退していったのである。
 根室特有の気候のために、ただ1カ所残ったのである。
 学術的にも貴重な隔離分布の例として、天然記念物に指定されている。 
 落石岬では6月上旬に咲く。
 名前の由来は樺太の北緯50度線、旧日本領と旧ソ連領の国境に自生していたことによる。
■ ユキワリコザクラ(サクラソウ科)

雪解けをまちかねたように咲き、根室にも春が来たことを知らせる。
根室市の花に指定されてしている。
■ ハクサンチドリ(ラン科)

 紅紫色の花。
 別名 「カッコウバナ」は、カッコウが鳴く頃この花が咲くことによる。
 根室半島の海岸草原では5月下旬に満開となり、シロバナを混じえることが多い。
■ チシマザクラ(バラ科) 

 根室半島で本種の自生を見ることはないが、戦前、千島から多数持ち込まれた。
 そのため市内には各所でチシマザクラを見ることができる。国後島や択捉島のミネザクラの変種とされる。
 地をはうように枝を広げる。 
 市内松本町の清隆寺には約100年前に国後島から移植したチシマザクラが5月下旬満開となり、日本で1番遅い花見となる。
 清隆寺のチシマザクラは北海道の保護樹に指定されている。
 根室市の木。